居飛車穴熊の特徴と手順

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居飛車穴熊の特徴

居飛車穴熊の画像

最強の囲いといわれる居飛車穴熊です。

 

堅さだけでなく遠さも兼ね備えているので、崩すのにはかなり時間が掛かります。

 

 

最大の特徴は王手が掛からないということ。

 

いきなり詰まされるということがないので、自玉が詰むかどうかの読みを省略することができます。
これによって相手の詰み筋だけを集中して読むことができ、時間に追われた場合は特にこのメリットは強みを発揮します。

 

 

また、振り飛車の天敵とも言われており、一時期は振り飛車を絶滅の危機にまで追いやりました。

 

今ではある程度対策ができてるので振り飛車側も簡単にはやられませんが、それでも居飛車穴熊は振り飛車相手に有力な囲いとして君臨しています。

 

振り飛車党としては絶対に対策を怠ることの出来ない相手です。

 

 

ビッグ4まで組めれば超堅い

 

このままでも十分に堅い居飛車穴熊ですが、更に発展させてこのような形にすることも可能です。

 

ビッグ4の画像

 

ビッグ4と呼ばれる囲いです。

 

はっきりいってここまで組めれば超堅いです。
しかし、現在ではこのように組ませてもらえません。

 

囲うまでにかなりの手数がかかりますし、その間に相手が攻めてくることがほとんどだからです。

 

 

弱点は手数とバランスの悪さ

 

穴熊は組めればかなり堅いのですが、その分組み上げるまでに時間が掛かります。

 

囲いが中途半端の状態で攻められると意外にもろいので、組み上げるまでは相手の攻めを封じながら大人しく指す必要があります。

 

序盤にかなり神経を使う戦法と言えますね。

 

 

また、金銀を玉の近くに密集させるので、盤面の右側が手薄になりやすいです。
序盤に角を交換し合うと角打ちの隙が出来やすく、そこをカバーしようとすると今度は堅く囲えなくなります。

 

序盤の角交換には注意が必要です。

 

 

攻めが得意じゃないと向かない

 

穴熊は金銀を玉の近くに密集させるので、見た目としては守りのイメージが強いと思います。(僕がそうでした)

 

が、穴熊の真の狙いは堅さをバックにガンガン攻めることです!

 

基本コンセプトは超攻撃的なんですね。

 

 

しかしこの攻め、はっきり言って細い攻めです。
守りに駒をたくさん使うので攻め駒が少なくなるんですね。

 

なので、この細い攻めをいかにつなげるかという攻めの技術が必要になります。

 

この技術があって初めて穴熊という囲いを活かすことができます。

 

これがないと「穴熊の姿焼き」を見ることになり、何も出来ないまま玉が寄せられる悲惨な結末を招くことでしょう。

 

 

居飛車穴熊の手順

 

初手から

 

▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀△4二飛▲5四歩△3二銀▲6八玉△6二玉▲7八玉△7二銀▲5八金右△7一玉▲2五歩△3三角▲5七銀△5八金左▲7七角△6四歩▲8八玉△8二玉▲9八香△9四歩▲9九玉△9五歩▲8八銀△4三銀▲7九金△7四歩▲6八金右△6三金▲7八金右 まで

 

居飛車穴熊の手順

 

居飛車穴熊対四間飛車の一例です。

 

この手順は振り飛車側がほぼ無策で駒組みを進めているので、現在実戦でこのような手順で穴熊が完成することは少ないでしょう。

 

あくまで穴熊完成までの流れを見ていただくためのものです。

 

 

作り方の手順で気をつけたいのは端歩を受けないところです。

 

端歩を受ける手を穴熊構築に使うことでより早く穴熊を作ることができます。
囲うまでが一番怖いですからね。早く安心したいものです。

 

 

また、端歩を受けると端攻めされやすくなり、相手に攻めの糸口を与えることにつながります。

 

端は穴熊の弱点でもあるので気をつけたいところです。

 

 

ただし、局面によっては端歩を受けたほうがいい場合もあります。
こればかりは難しいところですが、無難に穴熊を目指すなら受けないほうがわかりやすいです。

 

 

居飛車穴熊の総合評価

居飛車穴熊の総合評価

 

現代将棋は玉の堅さを重視する傾向にあるので、玉が堅い穴熊は当然のことながら重要な位置にあります。

 

玉が堅いと多少不利でも逆転できる可能性がありますし、駒損してでも強引に攻めをつなげるという荒技も可能です。

 

しかし、手数の多さとバランスの悪さが弱点なので、速攻を仕掛けられても対応できる力が必要です。
堅さというメリットを得るにはそれ相応のデメリットがあるということですね。

 

 

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