将棋初心者におススメの終盤本【囲い崩し編】
将棋初心者に役立つ終盤力強化の本を紹介します。
今回は囲い崩し編です。
将棋の最終目的は相手玉を詰ますことですが、その相手玉はほとんどの場合矢倉や美濃などの囲いの中にいます。
なので、終盤はその囲いを崩してから相手玉へ迫っていきます。
1.囲いを崩す
2.その後玉に迫る
この流れですね。
家の中にいる住人を引っ張り出すために、先に重機で外壁を壊すイメージです。(逆にわかりづらい!?)
よく終盤の勉強で詰将棋をおススメすることがあります。
しかし、それは2を鍛えるのには有効ですが、1に関してはまた別の手筋を覚える必要があります。
そもそもせっかく詰みや必至の手筋を覚えても囲いを崩すことが出来ないとそれを発揮することは出来ません。
せっかく覚えた詰み手筋で相手玉を華麗に詰ますためにも相手の囲いをボロボロに崩す手筋を覚えるのが重要です。
初心者におススメの囲い崩しの本
初心者におススメの囲い崩しの本と言えば、『佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所』です。
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舟囲い、美濃囲い、穴熊、矢倉といった代表的な囲いの基本的な崩し方をわかりやすく紹介しています。
問題集というよりも教科書的な感じで解説が詳しいのが嬉しいところです。
問題集はこの本で基本的な筋を学んでからでも遅くありません。
また、この本は姉妹本として、『佐藤康光の実戦で使える囲いの急所』があります。
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こちらは先ほどの本よりも多くの囲いをカバーしており、同じ囲いでもより現代将棋に近い形となっております。
どちらも初心者向けなのですが、個人的には『佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所』が好みです。
なぜなら、こっちのほうが少しだけ安いから(笑)
これで堅いと思っていた相手玉が豆腐のようにやわらかいと感じるようになるかも!?